本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

ランニング基礎知識

ランニング中の熱中症の応急処置法


真夏の炎天下で行われるレース、ふらふらになって倒れ込んでいるランナーを見かけたことはありませんか? こうした高温・高湿度下のランニングでは、身体の熱を十分に逃がせなくなると体内に熱がこもり、熱中症が起きやすくなります。いざという時のために応急処置を覚えておきましょう。熱中症は次の3つに分類されます。

(1)熱けいれん
大量の汗で体内の塩分が失われた時に、手脚や腹筋のけいれんが起きることがあります。対策としては塩分と水分を補給すること。スポーツドリンクでもよいでしょう。

(2)熱疲労
比較的軽度の熱中症。意識障害がなく、汗で皮膚が湿っていて冷たく、手の甲をつまんだ時のしわがすぐ元に戻る状態。こんな場合は、涼しい場所で水分補給をすれば自然に回復するはず。風を当てたり、水をかけたりするのも有効です。少し落ち着いてきても、すぐに動かず、しばらく安静にしているとよいでしょう。


(3)熱射病
重度の熱中症で生命に関わることも。意識がなく、皮膚が乾燥し、皮膚をつまんだ時のしわがいつまでも戻らない状態。こんな場合は、点滴による水分補給が必要なので、すぐに病院に運ぶ手配をすること。応急処置としては、氷で頸動脈を冷やします。ふらふらになるということは、相当危険な状態。こういう時は、本人よりも、周囲の人が先に異常に気づくことが多いはず。本人が「大丈夫」と言っていても、おかしいと思える時は、周囲の人がランニングをやめさせることが重要です。


  • BSI
  • ランナーの知恵袋
  • RUNNET TRAIL