私は循環器科医ですので、痛風の専門家ではありませんが、いくつかのアドバイスはできると思います。痛風発作は、血液中の尿酸値が高値をつづけることで組織に尿酸の結晶が沈着することで引き起こされます。ですから、血液中の尿酸値を下げることが最も重要になります。尿酸の産生を抑えることと腎臓からの尿酸の排せつを増やすことが重要です。
　尿酸産生を下げるのに以前ほどはプリン体摂取制限が重要視されなくなりつつありますが、それでも高プリン体食（動物の内臓、魚の干物、乾物など）を控えること、果糖やショ糖の過剰摂取を避け、バランスの良い食事が重要とされています。乳製品が尿酸値を下げるとの報告もあります。アルコールは代謝過程で尿酸を過剰産生することとビールなどにはプリン体が多く含まれていることにより尿酸値が上昇します。プリン体をカットした発泡酒に変えることも有効です。ただし、アルコールの絶対量が多いといずれにしろ悪影響はあります。
　尿酸排泄には、脱水状態が悪いので水分を十分に取ることが重要です。特に飲酒後はたとえビールであっても脱水状態になりやすいので、こまめに水分を補給してください。のどが渇いて目覚めるなどは高度脱水がある証拠です。そうなる前に水分補給が重要です。私もビール好きなのですが、ビールのあとで水を飲む習慣をつけてからは二日酔いも少ない気がします。
　高尿酸血症とは一生の付き合いとなることを覚悟してうまくコントロールしてください。

専門的なアドバイスありがとうございました。

＜脱水状態が悪いので水分を十分に取ることが重要＞のアドバイスに注目しました。
朝目覚めると同時に喉が異常に渇くので　朝一から０カロリーコーラ飲んでますね。

高尿酸血症とは　難しい病気ですか？

とにかくアドバイスの通り食事考え　ラン練習に水分十分とり　やってみます。

大変感謝しております。ありがとうございました。
　

　 　 　

初めましてクリさん。
ランの後のビールというのはレース後の打ち上げとかでしょうか？
もし、トレーニング後の…というようであれば苦言ですが本気でサブスリーが叶うとは考えられません。
アルコールは肝臓で分解され、負担をかけます。長距離走は肝臓内に蓄えられたグリコーゲンを分解しエネルギーに変換し、それでも不足するエネルギーを体脂肪をATP+Co2+H2Oに変換する作業を肝臓が行ないます。この一連の流れを思えばにアルコールというダメージは非常識としか言いようがありません。
私もランの後のビールは好きな方なのでサブスリーは考えませんし、ファンランに徹しております。
さて、痛風ですが『高尿酸血症』から来る痛みが主症状です。プリン体を多く含む食品は避けるべきでしょう。代表格はビール・魚卵（たらこ・イクラ等）・霜降りのお肉（牛丼も高プリン体食品です）・鶏卵です。中でもビールは横綱級でしょう。
痛風を緩和したいならばビールは止めるしかありません。代替品としてプリン体90％以上カットの発泡酒があります。また、医師と相談して内服薬を処方してもらうのも良いでしょう。
BMIは問題なさそうですので、現体重を維持してください。
本気でサブスリーを目指すならば上記の食生活と過度な筋力トレーニングは控えるのが宜しいかと存じます。

アドバイスありがとうございました。

痛風に良くない食品は　みんな大大好物です。参ったです。

＜本気でサブスリーを目指すならば上記の食生活と過度な筋力トレーニングは控えるのが宜しいかと存じます。＞は　納得致しました。

夏以降のレース戦いに向けて　とにかく　発泡酒からはじめてみます。

　

　 　 　

痛風は体内のプリン体という核酸分解産物が産生過剰になったか排泄減少したかのどちらかか両者の組み合わせです。身長・体重比（BMI)からすると肥満ではないので、メタボが原因ではないと思われますが、高血圧、糖尿病はありませんよね。ビールの大量摂取はプリン体の摂取になるので控えるべきですが、ビール１本程度ならあまり関係ないかと思います。食事も核酸の多いものというと魚卵系（イクラ、スジコ、たらこ）や大量の肉食などですが、毎日海鮮丼やステーキなどを食べているのでなければあまり関係ありません。（一般的な日本人の食生活上では痛風食という食事指導はありません。）脱水になると腎血流が低下して尿酸の排泄が低下するので日頃からの水分摂取（特に寝る前）が必要です。運動後のビールは素敵なことですが、まずは通常の水分を十分にとってから食事とともにお飲みになることをお勧め致します。
トレーニング内容には特に制限はありません。年齢とともに動脈硬化に合わせて尿酸値は高くなる傾向にあります。尿酸の産生過剰か排泄減少かは病院で血液と尿を調べると分かります。それにあわせて薬を飲むようにするのが良いと思います。

アドバイスありがとうございました。

実は　肉食は　苦手で　鶏肉なら食べられます。食事のタンパク源は　大豆などの加工食品（豆腐とか）＆鶏卵中心です。あとは　野菜海藻お米が　大好きです。たぶん食事が原因ではないと自覚しています。

しかし　ビールは350＊2　寝るまでウーロンハイをだらしなく飲んで酔っ払い状態で睡眠と
非常に悪いです。あと実はかなりのヘビースモーカーです。

＜運動後のビールは素敵なことですが、まずは通常の水分を十分にとってから食事とともにお飲みになることをお勧め致します＞　は　今日からやってみます。
とにかく夕食後の飲酒喫煙のだらしなさを　まず第一に改善ですね。

　 　 　

トレーニングは従来通りで良いと思いますが、プリン体の摂取は控えた方が良いでしょう。
普通の痛風対策と同じですね。
なので、残念ながら楽しみのビールは控えた方がよろしいかと思います。

焼酎とかに切り替えるとかですかね。

あまり良いアイデアが無く申し訳ございません。

アドバイスありがとうございました。

ビール一杯なくて寂しいけれど　走れない辛さと焦りとかに比べたら
我慢できます。　

とにかくアルコールは　プリン体を抑えた発泡酒に切り替えたり　ウーロンハイにしたり
工夫してやってみます。

ランは　何の為にやっているのかと　考え直したりできました。

やっぱり　健康のためですよね。。。

　 　 　

はじめまして、イヌゲと申します。
痛風治療剤を扱っている製薬メーカーに勤務しています。
一度発作を起こしたら薬物治療しかないと思います。（尿酸を下げるお薬）
トレーニング、マラソンを継続する間は服用を中止せず、継続したほうがよいと思います。
ビール＝痛風というよりもアルコールが悪さをしていることが多いです。
ので、アルコール自体の量を控えてみては？
それと痛風ランナーさんの体型なら、食事療法の効果は期待できないと思います。
が、なるべくアルカリ食品をとることと（尿酸を排出しやすくなります）、
水分摂取（体の尿酸を薄めることと、尿量を増やし、尿酸を排出します）
を心がけてください。　
上から目線の文章になってしまいすいません。
お大事に！！

返事が遅れてすみませんでした。

薬物治療とアルカり食品をとることと水分摂取ですね。

難しい質問に付き合っていただき　大変感謝しております。

ありがとうございました。