拓殖大学から実業団を経てプロランナーに転身し、ケニアに家を購入して長期滞在するなど、特定の指導者を持たずに選手生活を続けた。豊富な経験に基づいてアドバイスを送ってきた第５期に引き続き、第6期も「サブスリーの会」を担当する。「目指すのはサブスリーですが、タイムを調整することで2時間45分くらいまでは応用できるようにしたいと考えています。マラソンで目標を達成するために目標ペースで走れる距離を延ばしていくことが大切。言うのは簡単ですが、これがなかなかハードなので段階を踏む必要があります。具体的には 基礎スピードとスタミナ ⇒ トラック or 10 ⇒ レースペース の順番に強化していきます。ちょっとガチな内容になるかもしれませんが、私の知識と経験を皆さんと共有できればと思います」

赤い髪の毛がトレードマークの元箱根駅伝ランナーで、現在はYouTuber としてレースやトレーニング、ランニング理論などを動画で配信。ランニングチーム「SKY 3・5」を立ち上げて3時間30分切りを目指す市民ランナーの指導もしている。
「3時間30分を切るために大切なことはキロ5分ペースに余裕を持つことです。しかし、実際のレースは一定のペースでは進んでくれません。このため、キロ5分をジョグに感じられるように、夏は1kmなどのインターバル、秋は閾値走、冬はマラソンペース・距離走を中心にトレーニング案を紹介していきます。実際にランナーを指導しているからこそ机上の空論にならないよう、皆さんを目標達成に導きます。一緒に頑張りましょう！　レッツリバティー！」

国士舘大学では箱根駅伝、実業団ではニューイヤー駅伝に出場。2013年に愛知でランニングスクールFROG を設立し、市民ランナーを指導する。
「様々な情報がありますが、私は『誰もがサブフォーできる練習方法なんてない！』と考えます。走力を伸ばす唯一の方法は『今の自分に合った練習をすること』です。それが分からずに苦労している人は多いのではないでしょうか？　サブフォーの会では速くなるために必要な『適切なペース設定』を踏まえて『今の自分に合った練習方法』をお伝えします。最初の1カ月は『今の自分を知る』ことから始め、自分自身を徐々に育てていきましょう。そうすることでケガなく安全にトレーニングを進められます。マラソントレーニングの仕組みを理解し、サブフォーを実現しましょう！」

須磨学園高校時代に全国高校駅伝で優勝し、実業団、プロランナー、市民ランナーのコーチなどを経て現在は実業団の選手兼コーチに。各地のフルマラソンで優勝し、YouTube「RUNNET channel」やランナーズ本誌でおなじみの「ゆっきーコーチ」がフルマラソン完走を後押しする。
「まず『フルマラソンに挑戦しよう』という気持ちになれたことが立派です。完走するためにはゴールした時の自分をイメージして日々のトレーニングに取り組めるかどうか、そしてその毎日を楽しめるかがポイントです。歩かず完走の会では無理をせず継続できるように、ランニングの基礎を中心にお伝えしていきます。誰かと比較するのではなく、自分の成長と変化を楽しんでいきましょう！　Let's enjoy!!」

第5期で人気No.1 だった「弓削田眞理子の会」が第6期も継続決定。60代女性として世界で初めてサブスリーを達成した弓削田眞理子コーチが、自身が66歳でサブスリーに挑む道（練習日誌）とともに、練習の中や他のランナーとの会話から得た気づき、これまでの経験を踏まえた知見を「今週の重要ポイント」として伝えていく。
「第5期のある会員さんが『同じ方向を向いている仲間を近くに感じられるのは、とても楽しく、また力になるのだな、と改めてこの会に入って良かったと感じました』と掲示板に書いてくれました私は11月の神戸マラソンでサブスリーを狙います。自分の記録も本気で狙いに行きますし、皆さんに対しても本気でアドバイスいたします。私と一緒に2024年秋を最高の秋にしましょう！」

これまで全日本マラソンランキングで1位を4回獲得。21年に大腸がんの手術を受けながら23年度には51歳の部2位（2時間27分13秒）となった長江隆行コーチが、引き続き加齢に抗うランナーにアドバイスを送る。「年齢を重ねると、トレーニングと同じかそれ以上に疲労抜きや正しい動きで走ることが大切になります。毎週の配信では日常の過ごし方から食事、ストレッチや筋トレなどを文字だけでなく動画を交えてお届けします」
個別の悩みに答える月1回のオンライン講習会も継続予定で、「より細かい悩みに対応していきたい」という。
「記録の頭打ちや故障など、どんなことでもお悩みがある方には参考になる会にしていきます。何歳になっても工夫次第で目標が達成できるということを、一緒に確かめましょう」