朝のストレッチで学生時代からの痛みを解消

 私が朝のストレッチの重要性に気が付いたのは2014年です。当時、学生時代に取り組んでいたラグビーでケガをした古傷の影響で、起床直後は必ずアキレス腱に強い痛みを感じていました。ただ、目覚めてすぐにストレッチを行うと、次第に痛みが取れていきました。それで、医学的にはもちろん、経験からも朝にストレッチを行うことはランナーにとって必要不可欠だと確信を持つようになりました。加齢の影響を実感している方や、練習量を上げている方はなおさらです。

 なぜ、朝にストレッチを行うことにこだわるのか、それは就寝中、長時間同じ体勢でいることで、起床直後は腱や筋肉が縮んでいるからです。その筋肉が縮んだ状態を放置しておくと歩く時の姿勢が悪くなります。それはランニング中の姿勢が悪くなることにも繋がり、結果として、様々な部位の痛みを誘発します。また、ストレッチを行うことで、血流が良くなり脳が活性化するので、その日の仕事を効率よく行うことにも効果があります。

 スリムボードは忙しい朝の時間でも、歯磨きや新聞を読みながら簡単にストレッチを行うことができるだけでなく、筋肉をより深く広く伸ばすことができます。

 筋肉の柔軟性は30歳を超えると誰もが低下し始めるので、ランナーにとってストレッチは歯磨きと同じぐらい重要。痛みの発生リスクを低くし、日々のランニングライフをより充実させるためにもスリムボードを活用した「朝のストレッチ習慣」を身につけましょう!