ランナーズ9月号P28柳秀雄コーチの誌上講座に参加した3人が
着用していたウエアはRUNNETショップで購入可能。
「1㎞ちょっぴり頑張る走」を行う時にお勧めのグッズをシーン別に紹介します。

ランニングとは無縁の生活を送ってきた
「不織布のマスクで走っていたランナーから、『呼吸がしやすい』『違和感が少ない』との声をいただきました」
 と語るのは、当商品を扱う佐熊タオル専務の佐熊康生さん(53歳)。学生時代は写真部に所属し、陸上競技経験はなし。大手スポーツメーカーの営業を3年勤めた後、父親が創業したタオルの卸会社「佐熊タオル」(神奈川県川崎市)に入社した。運動とは無縁、営業で全国を飛び回る生活を送っていた。

メタボからマラソンランキング1位に
 走り始めたキッカケは39歳の時、友人に誘われて出場した「こどもの国ハーフマラソン」(神奈川県)を完走したことだ。タイムは2時間前半だったが……。
「友人から『そんな太っているのによく完走できたな』と言われたことにちょっと気を良くして『ならばちょっとランニングを頑張ってみるか』と。それからレースを走るたびにタイムが上がっていきました」
 36歳の時に80㎏だった体重は現在59㎏(身長172㎝)、マラソン自己ベストは2時間33分40秒(東京マラソン2019)。今年の全日本マラソンランキングは52歳の部1位だ。
「走り始めた時から短時間で心肺機能に負荷がかかるインターバル形式のトレーニングを重視しています。月間走行距離はマラソンのシーズンになるとロング走も取り入れるため300㎞を超えます」

自社取扱商品のネッククーラーを愛用
 昨年から、水に濡らすと「ヒンヤリ感」が出る、自社取扱商品でもあるストレッチネッククーラーを愛用。新型コロナウイルスが広まってから一気に売り上げが伸びたという。
「本来は夏トレグッズとして売り出していたのですが、思いがけない形で注目されました。コロナ対策としてつけてみると、顔が全体的にヒンヤリして気持ち良いだけでなく、口を覆った時に肌に張り付く感覚がないので、呼吸がしにくいこともありません。コロナの影響により会社自体の売上は一気に厳しくなりました。しかし、これだけは伸びています。ランナーの方々に救われました」