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サロマ湖100kmウルトラマラソン「誕生秘話」キッカケは宮古島で見た1枚のポスター

2021年6月29日
ランナーズ1986年12月号で特集した第1回サロマ湖100kmウルトラマラソン(プレ大会)のレポート記事
ランナーズ1986年12月号で特集した第1回サロマ湖100kmウルトラマラソン(プレ大会)のレポート記事

毎年6月の最終日曜日に開催している「サロマ湖100kmウルトラマラソン」は新型コロナウイルスの影響で2年連続の中止。今年は6月27日(日)からオンライン大会を開催しています(エントリーは締め切り)。
当大会が誕生するキッカケは今から36年前、当社代表の橋本治朗と下条由紀子が宮古島トライアスロンで見た1枚のポスターでした。


フルマラソンとは異なる目標となる大会を作りたい

1976年に『ランナーズ』を創刊(前年に株式会社ランナーズを創業)、その2年後に
「ホノルルマラソンツアー」を敢行しました。80年代、「フルマラソンのタイムを更新するのは、年齢的に厳しい」という声が少なからず聞こえてくるようになり、「フルマラソンの記録」とは異なる目標=レースが、ランニングの世界を広げていくためには必要ではないか? と考えていました。

ちょうどその頃ホノルルに行きました。海で何かが行われている……。日本ではまだ知られていない「トライアスロン」でした。翌年、大会を取材すると、ほどなくして「東急」の担当者が弊社を訪ねてきました。「沖縄の宮古島に新しいホテルを作る。日本最南端のフルマラソン公認コースがあるから、そこで大会を開催したい」と言います。う~ん、関東のランナーはホノルルに行くだろう……お見せしたのが、ハワイで開催された「トライアスロン」の様子を収めたビデオでした。

 1985年4月、第1回「宮古島トライアスロン」が開催されました(NHKが生中継)。我々も取材のため宮古島へ。大会オフィシャルホテルの「宮古島東急リゾート」に入ると偶然目に入ったのが、空撮された「サロマ湖」の写真でした。海に両側を挟まれた緑深い森、というよりその森が海に向かって突き進んでいくようなイメージでした。「外国のような風景、ここでマラソン大会ができたらいいですねぇ」そんなことを言ったと思います。すると東急の担当者は「現地に一度行ってみますか?」。ポスターが紹介していたのは、同じ経営のサロマ湖東急リゾートだったのです。(続きはランナーズ8月号へ)



現在発売中のランナーズ8月号では、1986年9月に開催された第1回大会(プレ大会)は「ポスターを見てから5カ月間で準備」「大会前日に正式な道路使用許可がでた(!?)」など、開催に向けたさらなる秘話を掲載しています。来年の大会開催を願いながら、「サロマ」に思いを馳せてみませんか?





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