ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【川内流! 03】トレーニング状況や体調、コースを考えてレースプラン。状況の変化に合わせて柔軟に対応

2023年12月08日

フルマラソンに出場する際、どのようにレースプランを考えていますか?
体調やトレーニングのでき具合、コース状況や自分の走り方などと考え合わせ、42.195kmをいくつかに分けて計画を立てる人が多いのではないでしょうか?
これは、川内選手のようなトップランナーも同じこと。

今回のMGCでは、川内選手はこんなふうに考えていたそうです。
「きついコースでないので、飛び出しても体力はもつはず」
「練習も順調で、天気もよく、ボストンマラソンで勝った時のような良いモチベーションだ」
「身体も動くし、呼吸も楽。リズムがいいから、誰かついてくるかもしれないけどガンガン行ってやろう」
「10km地点に所属先のあいおいの社員いるからそこまで」
「次は15km地点、結婚式あげた帝国ホテルまで」
「次は●●まで」と繰り返し思って走ったそう。




レース経験を積むほどに、変化への対応力が上がる!

エイドステーションでは後ろとの差が詰まってきていることが情報が入ってくるので、
「10秒差といわれた時はいよいよ追いつかれると思った」と川内選手。

ところが、追いつかれた途端、集団が横長になったのを感じとり、
「だれも引っ張りたくないからか、集団のペースが落ちたんだ。ラッキー! この後、誰かが絶対スパート掛けてくるから、それまでに体力を回復して力を蓄えられる」
と即座に気持ちを切り替えたと言います。

どんな状況でも、少しでもポジティブな光明を見つける能力はさすが!
追いつかれてからの強さは、それまでの数々のレース経験で培った柔軟な対応力のなせるわざと言えそうです。


レース翌日は必ず1時間走る!

疲労が残るレース翌日、「完全休養日にしよう」というランナーも多いのでは?
しかし川内選手は「翌日は絶対1時間程度は走る」と言います。
翌日動かないと、筋肉が固まって余計動かなくなるからです。
「芝とかでジョギングしていると、だんだん動くようになってきます」
休むとしたら、2日後からとのこと。
市民ランナーにも参考になるポイントですね。







ランナーズ11月号 9月20日発売!


「10月の走り込み」効果倍増法を伝授
あなたは走行距離を「コツコツ増やす」or「ドカッと増やす」?

10月の走り込みは、11~12月のフルマラソン快走につながります。あなたは日々の走行距離を少しずつ延ばす「コツコツ派」? それとも休日やロング走の距離を一気に延ばす「ドカッと派」? 本特集ではそれぞれのメリットやお勧めメニューを伝授します。

必ず見つかる、あなたにピッタリの
“走り込みシューズ”

メーカー17社がお薦めする最新の “走り込みシューズ” 17足をご紹介。「スピードを上げて走りたい!」「脚力を強化したい!」「ふんわりクッションで走りたい!」の3つのニーズに分けました。あなたにピッタリの一足をぜひ探してみてください。

俊足女子ランナーの
簡単には真似できない(!?)走り込み法

東京の老舗ランニングクラブ「多摩川サブスリーをめざす会」の俊足女子ランナー5人が集まり座談会が開催。「毎日二部練習」「週7回ポイント練習」など、簡単には真似できない(!?)それぞれの走り込み法を語り合いました。



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る