本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

原因は脳!「フルマラソンの走り方を忘れてしまった!」

2021年12月27日

写真/軍記ひろし

写真/軍記ひろし


11月28日(日)の富士山マラソンでは2年ぶりの開催に沸いた一方で、ランナーからは「楽なペースのはずなのに急失速、フルマラソンの走り方を忘れてしまいました!」という声も!!「フルマラソンの走り方を忘れた」とは一体どんな状態なのか? サブスリー精神科医の岡本浩之先生が解説します。

「フルマラソンの走り方を忘れてしまった」という状態になる原因は2つあります。まずはフルマラソンから遠ざかっていることで、脳に刷り込まれていたペース配分や30km以降の感覚がボヤけていることです。これによりオーバーペースに陥ったり、後半に「苦しい」と感じてから一気に失速してしまいます。
もうひとつは久々に味わうフルマラソンの高揚感や緊張感によって脳から興奮系のホルモンが過剰に分泌されていることです。これにより仮にレース前半は楽に感じられていたとしても、エネルギーが気づかぬうちに消費されていきます。
対策として挙げられるのは「30km以上の距離を練習で走る」「ハーフや10Kなどのレースに出場すること」です。30km以上の距離を走ることによって脳内の「ペース感覚」や「苦しい感覚」が鮮明になり、レースの雰囲気を経験しておくことで、興奮系ホルモンの過剰分泌を抑制することができます。レースが再開直後となる今は特に「フルマラソンに向けてやるべきこと」をより一層徹底する必要があると言えます。


岡本浩之
北本心ノ診療所院長。「スポーツ専門外来」を設けている。フルマラソン自己ベスト2時間48分20秒。(2018東京)


「ひとりで30km走を走り切る自信がない」「イベント感覚で30km走を楽しく走りたい」という方にはモシコムイベントがおすすめ!



現在発売中のランナーズ2月号では岡本先生の他、ランニングコーチ、研究者のそれぞれの見地から「フルマラソンの走り方を忘れた」という状態を解説していただいています。

ランナーズ11月号 9月20日発売!


「10月の走り込み」効果倍増法を伝授
あなたは走行距離を「コツコツ増やす」or「ドカッと増やす」?

10月の走り込みは、11~12月のフルマラソン快走につながります。あなたは日々の走行距離を少しずつ延ばす「コツコツ派」? それとも休日やロング走の距離を一気に延ばす「ドカッと派」? 本特集ではそれぞれのメリットやお勧めメニューを伝授します。

必ず見つかる、あなたにピッタリの
“走り込みシューズ”

メーカー17社がお薦めする最新の “走り込みシューズ” 17足をご紹介。「スピードを上げて走りたい!」「脚力を強化したい!」「ふんわりクッションで走りたい!」の3つのニーズに分けました。あなたにピッタリの一足をぜひ探してみてください。

俊足女子ランナーの
簡単には真似できない(!?)走り込み法

東京の老舗ランニングクラブ「多摩川サブスリーをめざす会」の俊足女子ランナー5人が集まり座談会が開催。「毎日二部練習」「週7回ポイント練習」など、簡単には真似できない(!?)それぞれの走り込み法を語り合いました。



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ