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不破聖衣来選手の指導者、五十嵐利治監督にインタビュー!

2022年3月03日

昨年秋から駅伝やトラックで大活躍、ランナーズ4月号で表紙モデルを務めた不破聖衣来選手は現在、拓殖大学の1年生。その不破選手を指導するのは、拓殖大学と一年ごとに監督契約を更新するプロのランニング指導者、五十嵐利治監督です。現在40歳の五十嵐監督にその"職業"についてインタビューしました。


撮影/小野口健太

撮影/小野口健太


仕事は「選手のやる気を引き上げること」

高校生、大学生、実業団そして市民ランナー。様々な層のランナーを指導した経験を持つ。小出義雄監督(故人)の下でコーチを務めたこともある。
 原点は高校時代。3年時に全国高校駅伝に初出場するも、3区を走って区間最下位だった。
「これが悔しくて指導者になって高校駅伝の舞台でリベンジがしたい、と思ったんです。それから指導者になる以外の道を考えたことはありません」
 亜細亜大学在学中は、箱根駅伝に2回出場。4年時にはキャプテンとして6区山下りを走り、チームの総合2位に貢献した。卒業後は母校の外部コーチとして後輩の指導にあたったが、当時の収入源は陸上とは無関係の仕事でのアルバイト。「経済面も考えなければならない」という気持ちが大きくなった時に知人から紹介されたのが、国立競技場で市民ランナーを指導する仕事だった。
「市民ランナーの方は純粋に速くなりたい気持ちを持っていて、多忙な生活を送る中で深夜に練習に行くような方もいて"こういう走る世界があるのか"と刺激を受けました。この時に、走らされるのではなく自分の意志で走ることの重要性に改めて気づかされたことは、その後の競技者への指導に活きました」
 陸上競技の世界に戻った転機は亜細亜大学時代の恩師である岡田正裕さん(現小森コーポレーション陸上競技部総監督)に声をかけられて、実業団「九電工」女子陸上部のコーチに就任したことだ。2011年~15年には当時、小出義雄監督が指揮をとっていた佐倉アスリート倶楽部でコーチを務めた。

 拓殖大学が女子駅伝を強化し始めた2016年に、女子陸上チームの初代監督となった。当時の部員はただひとり。以降は強豪大学への入学が難しい実力の高校生を勧誘し、18年に全日本大学女子駅伝に初出場を果たした(21年は過去最高の3位)。
 中学時代から同年代の日本チャンピオンだった不破選手を勧誘したのは彼女が高校1年の時。「4年間の育成計画」を10数ページの資料にまとめ、不破選手と両親、高校の恩師にプレゼンテーション。
「世界を目指すにはやはり相応の才能が必要で、そこはもう(指導者と選手の)巡りあわせでしかないのですが、聖衣来の母校(健大高崎)の監督が昔からの知人であったことや、今うちのキャプテンを務める八田ももかが健大高崎のOGであったことから、プレゼンテーションをする機会に恵まれたんです」
 今、指導者という職業に対して何を思うのか。
「指導をする上でどんな練習メニューを立てるかは実はそれほど大切ではなくて、いかに選手のやる気を引き上げるかや、高校生とその関係者が『入学したい、入学させたい』と思えるチームカラーを作れるかがポイントです。そのために練習中や合宿中の写真を撮って選手たちの親御さんに送ったり、SNSで発信したり。拓殖大学女子陸上部というチームをいかに魅せるかにもエネルギーを注いでいます」


ランナーズ4月号では五十嵐利治監督へのインタビュー全文を掲載しています。


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