RUNNET TRAIL ビギナー
走ってみよう編1~安全に走るために~
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山を走る上で一番大事なのは時間管理です。 |
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低血糖になりやすいのは、競り合いと「あとちょっと」
山を走る時は低血糖状態(ハンガーノック)にも気を付けなければなりません。補給食は必ず携帯しましょう。基本は「早め」「こまめ」「計画的」。あらかじめ「○分おき」と、時間を決めてしまっても良いかもしれません。
低血糖になりやすいケースというのが、「あとちょっとだから大丈夫」と思ってしまうとき。たとえ距離は短くとも、低血糖状態になってしまうと、そこで動けなくなってしまいます。レースでもあとちょっとのところで食べておくことが大事です。
もうひとつ危険なのが、競り合っているときです。私も低血糖状態は3回経験していますが、そのうちの1回は、比較的手軽にみんなが走っている高尾山~陣馬山(東京)のトレイルでした。その時は仲間と一緒に走っていて競り合いになってしまい、補給食をとるのを怠っていたのです。
低血糖状態は、一度なってしまうと、なかなか回復しません。私は3時間寝ていたことがありますが、それでも回復しませんでした。血糖値を上げるには食べなくてはなりませんが、それでもすぐには回復できません。そんな状態にならないためにも、まずはしっかり食べることです。
食べるものについては、トレイルだからといって、ロードと特に変える必要はありません。逆にロードで食べてみて、問題の無かったものを山にも持って行く、と考えたほうが良いでしょう。慣れないものを食べて、万が一インシュリンショック(1度に多量の糖を摂取することで血糖値が急上昇し、反動でそれを抑える働きのあるインシュリンが大量に分泌されることで、逆に血糖値の低下によるだるさやパフォーマンスの低下を招いてしまうこと)を起こし、行動できなくなってしまうと、山では危険です。またロードよりも時間がかかってしまうケースが多いので、必然的に持って行く量は多くなります。
ちなみに私はレースならば、市販のエネルギー飲料だけ。普段はパンやおにぎりも持っていきます。
例えばこんなもの
エネルギージェル
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最もポピュラーな補給食。複数個持っていき、30~60分ごとに補給したい。専用のフラスクに入れていけば、ゴミを出さず、補給する量も調整できる |
アミノ酸ドリンク
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補給食だけでなく、もちろん給水も携行する必要あり。ハイドレーションパック、ボトル等を使うと便利。中は水でもよいが、アミノ酸の含まれたドリンクにすると、疲労した身体の回復を早めてくれる |
パンやおにぎり
腹もちを良くするためには、ある程度のボリュームも必要。長めの距離を走る時などは、持っていきたい。山頂で食べると一段とオイシイ!?