RUNNET TRAIL コラム
逆境が勝利へのモチベーション。走りの基礎をトレランで築く
第5回
富士山麓トレイルラン(2008年)優勝
半田 佑之介 さん |
気持ちの強さでは負けない!
「分かるのは、前を行く選手の疲労具合だけ。走り方、息遣い、表情などから、調子や状態の良し悪しが、何となく見えてくる。あとは、互いの疲労度合いによって仕掛け場所を判断するんです」 |
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効率的な走りを大学院にて勉強中
現状、トレイルレースに向けての特別な練習は一切していないし、リスクの高い下りはあまりスピードを出したくないと消極的。にもかかわらず、1度ならず 3度(2008年の富士山麓トレイルラン、高尾山天狗トレイル、陣馬山トレイルレース)も優勝できたのは、過去に鍛えた貯金があったからだと分析する。 |
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半田 佑之介(はんだ・ゆうのすけ) 1977年生まれ。2005年縦走競技で国体に出場。走ることをより深く学ぶため、2008年5月に消防職員を辞め、地元福島を離れて茨城・筑波へ転居。2008年9月に会員制ランニングクラブ「Tsukuba Strides Running Club」(http://hashiro.wordpress.com/)を設立する。2009年4月より筑波大学大学院に在籍し、体育学を専攻。将来はランニングをはじめとしたスポーツ普及に尽力するのが夢。 |
写真/飯田照明、本誌編集部