RUNNERS WOMAN SPECIAL
あなたも大丈夫! 10kmランでレースデビュー【第3回】
トレーニング時の筋肉のケアを忘れずに!
正しいフォームを意識して走ろう
ビギナーが無理なく10km走れるようになるための、トレーニングのポイントを紹介します。
いずれもごく基本的なことですが、ラクに走れるようになるには大事なことです。
走る前後にはストレッチング
使う筋肉をしっかり伸ばそう
トレーニングの前後には、股関節まわりやお尻の筋肉をしっかり伸ばしておきましょう。スムーズなランニング動作のため、関節の可動域を確保し、これから使う筋肉に信号を送ることで、無理なく走ることができるようになります。
いろいろなストレッチ法がありますが、ここに紹介する2点だけで、おおよそランニングに必要な筋肉を伸ばすことができます。
全身の後ろ側筋肉を伸ばすストレッチング
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股関節前部のストレッチング
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正しいランニングフォームは
背筋と目線に気をつけて
「走る」ことを意識するあまり、最初からペースが上がってすぐ息が切れてしまう人がいます。最初は意識してゆっくりとしたペースで走ることがポイント。
また、ラクに走るためにはランニングフォームも重要です。気をつけたいのは以下の3点。
・背中をまっすぐ
・目線はまっすぐ前に向ける
・ひじをまっすぐ後ろに引く感覚で腕を振る
以上3つの「まっすぐ」ができれば、身体に負担が少なく呼吸もしやすいフォームになっているはずです。
下を見て走ると上体が前傾しがちになりますし、
胸を張って背中を反らすフォームも負担になるので注意してください。
ただしランニング中、フォームのことばかり考えていると堅苦しい走りになってリラックスできず楽しくありません。
練習の走りはじめや、途中信号で止まってまた走りはじめるときなどにチェックする程度でいいでしょう。
走ることに慣れてきたら
坂道トレーニングを取り入れよう
アップダウンのある坂道では、ちょっときついけれど、負荷がかかる分、よいトレーニングができます。
坂道を少しでもラクに走るためには、上り坂は通常より少し上体を前傾ぎみにして腕を強く振るといいでしょう。
一方、下りは無理にブレーキをかけると脚への負担が大きくなるので、勢いに乗って自然に下るようにするのがコツです。