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(写真/小野口健太)
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梅雨を迎えるこの時期、走ると「熱がこもったような感覚で、体調が悪い・・・」なんていう経験ありませんか?
汗は蒸発するときに気化熱を奪い身体を冷やしてくれます。
ところが湿度が高い日には、汗をかいても、体表から汗が蒸発しにくい状態になります。
蒸発しない汗は「無効発汗」と言われ、脱水になるだけで、体温を下げてくれません。
雨の日、レインウエアを着て走ると衣服内の湿度がさらに上がってしまいます。
気温がある程度高い夏場の雨なら、濡れることを気にせず「シャワーラン」にしたほうが、疲労度が上がらず、ずっと快適に走れます。
なお晴れた日の夏場のレースなら、かぶり水をすることも、疲労軽減の効果があります。
暑熱環境下では、脳の興奮性が低下して、疲労を感じやすくなります。
レース後半になると、活動筋の疲労が、脳をはじめとする中枢機能に「運動をストップさせよう(脳の興奮性を抑えよう)」と働きかけます。
そこにかぶり水などの皮膚刺激を加えると、脳の中枢機能の低下を防ぎ、「レース中の疲労感に屈しにくい」脳の興奮状態をつくりだしてくれるのです。
※月刊ランナーズより抜粋
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