RUNNET TRAIL ビギナー
準備編2~トレラングッズをそろえよう~
1.トレイルランニングシューズ | 2.ソックス | 3.バックパック |
4.レインウエア | 5.ライト | 6.地図・コンパス |
7.時計 | 8.携帯電話 | 9.食糧・水 |
10.ファーストエイド | 11.その他のアクセサリー | 12.ボトルホルダー・コースカード |
1. トレイルランニングシューズ
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ちょっとした里山のトレイルならば、ロード用のシューズでも走れますが、山道を安全快適に走るにはトレイルランニング用シューズが絶対におすすめ。滑りやすい土道でのグリップ力や、岩場での足の裏への突き上げの低減、不整地によるソールのすれ低減、木の根や石に足をぶつけたときのアッパーのプロテクションなどに工夫が凝らされています。ソールの硬さや見た目のゴツさに反して、はいてみれば走りやすさに驚くはずです。 |
2. ソックス
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近年様々な種類が出ている機能性ソックスを使いたいところ。マメやクツズレが起きやい箇所のみに厚みを作り、適度なクッション性を持たせたり、サポーター性能、蒸れにくさ、濡れてもドライな感触、抗菌消臭などの機能をもったものが人気です。ソックス全体が厚手のものは、シューズ内で足が動いてしまうことが多いので基本的には勧められません。適切なソックスの選択で、シューズのフィット感もアップします。 |
3. バックパック
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トレイルランナーの間では、給水システムに対応したバックパックが常識に。こまめに少量ずつ、効率的に水分をとることができます。バックパックを選ぶときには、身体にフィットしてバックの揺れが少ないことなども確認しましょう。また、荷物が少ないときに中身が動かないようにバンジーコードやストラップで荷室を締められる機能も重要。ウエストベルトにポケットが付いていると補給食やサプリメントを入れられて便利。 |
4. レインウェア
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低山であっても、天候が変化したときに簡単に引き返すことのできない場所を走るならば、レインウエアは用意しておきたいところ。高い防水性と透湿性を兼ね備えていて、コンパクトに収納できるアウトドアメーカーのレインウエアがおすすめです。撥水性の高いウインドブレーカーでも、多少の雨ならば対応できるので、コースや季節によって使い分けましょう。天候が良くても汗をかいた状態で立ち止まるとたちまち冷えるので、休憩時にもすぐにウインドブレーカーを羽織るのがベター。 |
5. ライト
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初めて出かけるコースには、ヘッドランプや小型の懐中電灯などを携行したいところ。出かける前の下調べで予定していたよりも、実際には行程に時間がかかって下山が日没後になってしまうこともあります。捻挫や膝痛などいつでも起こりえるトラブルでも時間はあっという間に過ぎていきます。そんなときにも、ライトを持っていれば焦らずに行動することができます。 予備電池も忘れずに携帯しましょう。 |
6. 地図・コンパス
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山に入るときには道に迷って、遭難を避けるためにも、地図とコンパスを用意しましょう。登山用の地図に記されているコースタイムの目安はトレイルランナーにとって、「コースタイムの約3分の2で走破」といったように走力を計る目安にもなります。コースをより理解するためにも地図読みの勉強もしておきましょう。 |
7. 時計
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一般的なランニング用ウォッチでも十分ですが、高度計、心拍計などの機能は自分の走りを客観的に分析するのに役立ちます。また山中では時間管理をすることが遭難予防にも重要。 |
8. 携帯電話
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山で携帯電話を頼りにするのは危険ですが、実際に山中でもピークや尾根上で携帯電話が使用できる場合があることもまた事実。ケガや遭難など緊急事態の連絡用に携行をおすすめします。バックパック内でも汗で濡れやすいのでジップロックなどでしっかり防水処置をしておきましょう。 |
9. 食糧・水
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食糧はエナジージェルなどがコンパクトでハイカロリー。ただ、甘いジェル類だけでは飽きるので、おにぎりなども携帯するとよいでしょう。ランニング1時間あたりに、エナジージェル1個といったように計算して少し多めに用意しましょう。また、水切れは行程の中止につながってしまいますので、途中で補給できない場合には、持っていく水の量は慎重に検討しましょう。サプリメントなども適宜。 |
10. ファーストエイドキット
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トレイルではいろいろなケガもつきものです。最小限のファーストエイドとして非伸縮性テーピングテープを1本携帯しましょう。怖いのは捻挫で歩行不能になることです。足首の固定方法だけは学んでおきましょう。膝痛の固定も重宝することが多い。擦り傷、切り傷などは傷口を水で洗って下山してから処置すれば十分。大出血でもテーピングテープで止血できます。 |
11. その他のアクセサリー
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キャップは、日差しを避けるだけでなくトレイルに張り出した木の枝から顔を守るにも役立ちます。グローブは手をついて上るような、険しいトレイルで有効。コンパクトに持ち歩けるアームカバーやマイクロフリースのジャケットなどを、季節に応じて防寒のために用意しましょう。また緊急時として小分けしたトイレットペーパーの持参も勧める。 |
12. ボトルホルダー・コースガード
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日本山岳耐久レースなど、競技時間の長いレースではバックパックを背負って食糧やレインウエアなどを持って走るのが常識になっています。頭を悩ませるのは20km、30kmといった距離のレースで、給水所の数がやや少ない場合。こうしたレースでは、ウエストに着けるタイプのボトルホルダーを使用する参加者もたくさんいます。 |