本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

RUNNET TRAIL コラム

走る鍼灸師のトレラン指南 トレランを安全に楽しむコツ!

  • 第2回:
  • これさえあれば大丈夫! 距離別・トレイルラン必携アイテム

走る距離や、その日の天候、高低差などによって、携帯すべき必要なアイテムが変わります。
ここでは距離別におおよその必携品を紹介します。


【ショート】 ちょっとそこまで 5~10km

近所の裏山や距離の短い低山などを散歩気分で走る場合は、なるべく軽装備で気持ち良くスピードに乗って走りたい。そんなときはボトルポーチが最適。その他、電解質を補うアメを2~3個持参すると心強い。山に不慣れな人は捕球用のジェルを1本加えても良いでしょう。



【ミドル】 少し頑張って 30km未満

慣れてくると冒険心がくすぐられ、徐々に距離と時間を延ばし、深く、遠くへ行ってみたくなるもの。短い距離と比べて最も異なる持ち物といえば水分です。季節により1.5~2リットルのハイドレーションは必携。これをバックパックにセットします。その他、補給食や故障時に役立つテーピング用グッズなども携帯しましょう。



【ロング】 尾根を縦走して 30km以上

ロードで日頃から脚づくりに励んでいるランナーの場合、慣れさえすれば5時間以上掛けてのロングトレイルにも挑戦可能。その場合、水場や食料の補給ポイントの確認を怠りなく。また長時間の移動となるため天候の急変などに備えやや厚手の防寒具なども忘れずに。

トレイルランニング用ウエアや小物はこちから
http://runnet.jp/project/shop/trail/run/201403/


さらにこんなモノも… トレイル安心、快適術

アクシデントの備えに

突然の風雨や極度の冷えで身動きが取れなくなった時などに心強いのがサバイバルシートやツェルト(簡易テント)。コンパクトに収納できて荷物にならず風雨や冷えをシャットアウトしてくれます。登山用品店などで手に入ります。


マップの持ち歩きに便利

山中の移動にマップは不可欠。ただし汗や雨でマップが破れたりするのは避けたいところ。そんなときにおすすめなのが、とじ蓋付きのクリアポケット。100円ショップなどで購入できます。小さいサイズではなくA4サイズくらいがベスト。


不要な衣類が早変わり!?

シューズ内への石などの侵入を防ぐゲイターがあるとさらに快適です。専門店で買うことができます。不要になったトレーナーの袖などをリサイクルして制作してみては? ポイントは紐と固定をするボタン。



吉川 直人

指導/吉川 直人(よしかわなおと)


教員を経て青梅に緑風堂鍼灸院を開業。マラソンやトレイルラン、トライアスロンを実践する「痛みを知る」鍼灸師。フル自己ベストは2時間57分。
緑風堂鍼灸院HP: http://ryokuhudo.petit.cc/


※2012年月刊ランナーズ5月号別冊付録『レースから始めるトレイルラン』(2012年3月22日)掲載の記事を転載しています。
写真/中島健一