RUNNET TRAIL コラム
トレラン・レースリポート
- OSJ奄美ジャングルトレイル50K
開催日: 2016年2月14日(日)
開催地: 鹿児島県(奄美大島)
距離: 50km、20km
完走者/出走者:
【50kmの部】 151人/162人 完走率93%
【20kmの部】 55人/68人 完走率80%
太古を思わせる亜熱帯植物のジャングル
タフなコースと島の暖かなホスピタリティ
リポート/佐藤 謙介さん
南国の島、奄美大島で開催される奄美ジャングルトレイルに参加してきました。
「東京から奄美大島まで行くのは遠いよなあ」「旅費も結構かかっちゃうよなあ」と二の足を踏んでいましたが、調べてみると「格安航空券で行くとこんなに安いの?」「しかも空港からもレンタカー借りれば会場まですぐじゃん」と、本州で開催される他のレースに参加するのと、たいして変わらない金額と時間でいけることが分かり参加を決めました。
前日、奄美に到着すると、天気予報どおりの雨。しかも、南国の雨は東京の雨とは違ってスコールみたいなどしゃ降り。「明日は少しでもいいから晴れてくれ」と神様に祈りながら、前日エントリーを済ませてホテルに戻りました。
50kmの部は宇検村役場を、20kmの部は大和村体育館を それぞれスタートして同じゴール地点、名瀬小学校を 目指す! |
アップダウンの多いタフなコース!
ぬかるみとガレ場で序盤から足が疲労
奄美ジャングルトレイルのコースは、50kmの部は、宇検村役場というところから名瀬小学校まで。20kmのほうは、大和村体育館から同じく名瀬小学校までのそれぞれワンウェイコースになります。また後半は50kmと20kmともに同じコースを走ります。
朝6時、空が白み始めると雨は止んでおり、気温も18℃くらい。走るにはちょうどいい感じに。
スタート直前の開会式で宇検村役場の方から「ここ数日あいにくのお天気でしたが、その分森は例年以上のジャングル感になっています」とのお言葉があり、スタート地点から見える森は、本州では見たことがないような木が生えており、いやが上にも期待が高まりました。
コースは全体の95%は林道とロードのため、基本的に走れるコースとなっています。チェックポイントは26kmと、42km地点の2カ所。他にもエイドが3カ所用意されているため、ボトルホルダーだけの装備の方も見受けられました。しかし、そこはキツイことで有名なOSJシリーズ。コース自体はアップダウンが多く、タフな走りが求められました。
序盤はまず6kmのロードの上りからスタート。しかし、これがいきなりキツイ。先頭集団は序盤からガンガン上っていきましたが、自分はついて行けず、第2グループから第3グループについてマイペースを維持しました。
6kmひたすら上り続けると、次は下りの林道パート。道は前日までの雨でところどころ大きな水たまりがあり「シューズ濡らしたくないなあ」なんてことを言っていられず、みんなバシャバシャ水たまりに入って進んでいきました。
林道に入ると一気に周囲の景色もジャングル感が増してきました。道はガレているところも多く、慣れていない人にはちょっと走りにくいかもしれません。できるだけ足場を選んで進んでいきましたが、水たまりで足をとられることも多く、序盤戦から脚の疲れを感じました。
林道とロードを交互に繰り返しながら第一チェックポイントに。地元でとれた果物やドリンクなどの充実ぶりに、しっかり補給することができました。
日本最大のシダ植物「ヒカゲヘゴ」など亜熱帯植物が 茂る金作原原生林 |
|
|
朝までの雨で足元はグシャグシャ。湿度も上がり金作原原生林はまさにジャングル感アップ!
→→→ジャングルを抜けると奄美独特のエイドが…
- < 生駒トレイルラン
- OSJ奄美ジャングルトレイル50K
- 熊野古道中辺路マウンテンランレース >